と のグラフを比べます。 なので、前者は右に行くほど増える増加のグラフ、後者は右に行くほど減る減衰のグラフです。
つは 軸に関して対称で、 を に置きかえると入れかわります。どちらも で を通り、 で交わります。
同じ での値を掛けると で、つねに です。つまり つの関数は互いに逆数の関係にあります。一方が 倍になれば、他方は半分になるわけです。
指数の本質は、一定の時間ごとに一定の倍率になることです。増加のグラフでは が 増えるごとに値が 倍になり、減衰のグラフでは 増えるごとに半分になります。この 倍になるまでの時間(倍加時間)や、半分になるまでの時間(半減期)が、どこから測っても同じ長さになるのが指数関数の特徴です。値が大きかろうと小さかろうと、倍率は変わりません。
は、 を 軸で折り返したものであると同時に、底を逆数にした でもあります。底を逆数にすることと の符号を変えることが同じ操作だ、というのが指数法則 の意味で、それがグラフの上では 軸での折り返しとして見えているわけです。
どちらも値域は で、 軸を漸近線にもちます。増加のグラフは左へ行くほど に近づき、減衰のグラフは右へ行くほど に近づきますが、決して には届きません。
| 型 | 例 |
|---|---|
| 増加 | 細菌の増殖、複利で増える資産、感染の初期の広がり |
| 減衰 | 放射性物質の崩壊、コンデンサの放電、薬が体内から抜ける速さ、熱いものが冷めるようす |
大きな点はその交点 と、対称な位置にある ・ です。