指数関数と直線の交点

指数関数と水平な直線の交点は、指数方程式を解くことにあたります。y=2xy = 2^x と直線 y=4y = 4 の交点を求めます。

底をそろえて解く

交点では 2x=42^x = 4 です。4=224 = 2^2 と、右辺も同じ底 22 の累乗に直します。

2x=222^x = 2^2

底がそろえば指数どうしを等しくおけるので x=2x = 2 となり、交点は (2,4)(2, 4)11 点です。

対数で解く

右辺がきれいな累乗にならないときは、対数を使います。2x=k2^x = k の両辺の log2\log_2 をとれば x=log2kx = \log_2 k です。22 を何乗すると kk になるかを答えるのが対数なので、これは指数方程式の答えを書き直したにすぎません。この例なら x=log24=2x = \log_2 4 = 2 です。

水平な直線とは高々 11

指数関数 y=2xy = 2^x は底が 11 より大きく、つねに単調に増加します。そのため水平な直線 y=ky = k とは、次のように交わります。

kk交点理由
k>0k > 0ちょうど 11単調なので同じ高さを 22 度通らない
k0k \leq 0なし値域が y>0y > 0

底が 11 より小さいときはグラフが単調に減少します。y=(12)x=2xy = \left( \dfrac{1}{2} \right)^x = 2^{-x} は右下がりの曲線ですが、やはり同じ高さを 22 度通らないので、k>0k > 0 の水平な直線とはちょうど 11 点で交わります。単調でありさえすれば、増加でも減少でも交点はただ 11 つに決まるのです。

傾きのある直線が相手だと

2x=x+12^x = x + 1 を考えると、x=0x = 01=11 = 1x=1x = 12=22 = 2 となり、交点は 22 つあります。指数関数は下に凸なので、直線とは最大で 22 点まで交われるのです。ただし、こうした方程式は一般には式変形だけでは解けず、数値的に解を求めることになります。この例のようにきれいな解が見つかるのは幸運な場合です。

応用

指数方程式は、増え続けるものがある値に達する時刻をさがす場面に現れます。年利 33 パーセントの複利で元本が 22 倍になる年数は、1.03t=21.03^t = 2 を解けば求まります。

t=log2log1.0323.4t = \frac{\log 2}{\log 1.03} \approx 23.4

倍々に増える細菌が一定数に達するまでの時間も、放射性物質が半分に減るまでの時間も、同じ形の方程式です。グラフの大きな点が、交点 (2,4)(2, 4) です。