指数関数と水平な直線の交点は、指数方程式を解くことにあたります。 と直線 の交点を求めます。
交点では です。 と、右辺も同じ底 の累乗に直します。
底がそろえば指数どうしを等しくおけるので となり、交点は の 点です。
右辺がきれいな累乗にならないときは、対数を使います。 の両辺の をとれば です。 を何乗すると になるかを答えるのが対数なので、これは指数方程式の答えを書き直したにすぎません。この例なら です。
指数関数 は底が より大きく、つねに単調に増加します。そのため水平な直線 とは、次のように交わります。
| 交点 | 理由 | |
|---|---|---|
| ちょうど 点 | 単調なので同じ高さを 度通らない | |
| なし | 値域が |
底が より小さいときはグラフが単調に減少します。 は右下がりの曲線ですが、やはり同じ高さを 度通らないので、 の水平な直線とはちょうど 点で交わります。単調でありさえすれば、増加でも減少でも交点はただ つに決まるのです。
を考えると、 で 、 で となり、交点は つあります。指数関数は下に凸なので、直線とは最大で 点まで交われるのです。ただし、こうした方程式は一般には式変形だけでは解けず、数値的に解を求めることになります。この例のようにきれいな解が見つかるのは幸運な場合です。
指数方程式は、増え続けるものがある値に達する時刻をさがす場面に現れます。年利 パーセントの複利で元本が 倍になる年数は、 を解けば求まります。
倍々に増える細菌が一定数に達するまでの時間も、放射性物質が半分に減るまでの時間も、同じ形の方程式です。グラフの大きな点が、交点 です。