座標平面上の三角形の面積
座標がわかっている三角形の面積は、公式で計算できます。頂点 A(1,1)、B(5,1)、C(2,4) の三角形を考えます。
底辺と高さから
底辺と高さが読み取りやすいときは、そのまま求められます。辺 AB は y=1 上にあり、長さは 5−1=4 です。頂点 C の高さは底辺からの距離で、C の y 座標 4 と底辺の y=1 の差だから 3 です。よって面積は 21×4×3=6 になります。
座標から求める公式
底辺が座標軸と平行でない一般の場合は、次の公式が使えます。A(x1,y1)、B(x2,y2)、C(x3,y3) に対して、面積は次のとおりです。
S=21∣x1(y2−y3)+x2(y3−y1)+x3(y1−y2)∣ 代入すると 21∣1(1−4)+5(4−1)+2(1−1)∣=21∣−3+15+0∣=6 となり、さきほどと一致します。
原点へ移して見る
この公式は、頂点 A を原点へ移すと見通しがよくなります。A を原点に平行移動すると、B は (4,0)、C は (1,3) に移ります。原点と 2 点 (p,q)、(r,s) が作る三角形の面積は次の形です。
S=21∣ps−qr∣ 代入すると 21∣4⋅3−0⋅1∣=6 です。平行移動しても面積は変わらないので、これで十分です。∣ps−qr∣ は 2 つのベクトルが張る平行四辺形の面積で、三角形はそのちょうど半分にあたります。
| 求め方 | 計算 | 結果 |
|---|
| 底辺と高さ | 21×4×3 | 6 |
| 座標の公式 | 21∣−3+15+0∣ | 6 |
| 原点へ移す | 21∣4⋅3−0⋅1∣ | 6 |
絶対値の意味
絶対値は面積を正にするためのもので、頂点をどの順で並べても同じ値になります。絶対値を外した値の符号は、A→B→C とたどる向きを表しています。
- 反時計回りなら正
- 時計回りなら負
- 3 点が一直線上に並ぶと 0
面積が 0 になるのは三角形がつぶれてしまうときなので、この式は 3 点が共線かどうかの判定にも使えます。
多角形への広がり
同じ考え方は多角形にも広がり、頂点を順にたどって計算するシューレース(靴ひも)公式になります1。三角形はその最も簡単な場合です。
グラフの 3 本の直線は三角形の 3 辺で、大きな点が頂点 A、B、C です。
- Shoelace formula、Wikipedia