y=log2x 対数関数 y=log2x のグラフ
y=log2x は底を 2 とする対数で、「2 を何乗すると x になるか」を表します。たとえば 23=8 なので log28=3 です。指数関数 y=2x の逆関数にあたります。
真数 x は正でなければならないので定義域は x>0、値域はすべての実数です。底が 1 より大きいので単調に増加し、0<x<1 では負の値をとります。
通る点を挙げると、x が 2 倍になるごとに値がちょうど 1 増えることがわかります。
- (1,0):log21=0
- (2,1):log22=1
- (4,2):log24=2
- (8,3):log28=3
- (21,−1):log221=−1
x→0+ では −∞ に発散し、y 軸(x=0)が垂直漸近線になります。x→+∞ ではゆっくりと +∞ へ増え続けます。導関数は y′=xln21 で常に正、二次導関数は負なので、グラフは上に凸です。点 (1,0) での接線の傾きは y′(1)=ln21≈1.4427 です。
指数関数 2x とは直線 y=x に関して対称で、2x が急上昇するのに対し log2x はゆっくりとしか増えません。情報理論では、確率 p の事象が起きたと知ったときの情報量が −log2p ビットで与えられ、これがシャノンのエントロピーの基礎になっています。
底の変換公式により log2x=ln2lnx≈1.4427lnx となり、自然対数 lnx を定数倍しただけの形です。したがって lnx や log10x とはグラフの縦の伸び縮みだけが違い、形はそっくりです。
2 を底とする対数は情報科学で特に重要です。情報量の単位「ビット」はまさに log2 で測られ、n 個の選択肢を区別するのに必要なビット数は log2n です。二分探索やマージソートのように問題を半分ずつに分ける計算量が O(log2n) になることや、音楽の 1 オクターブ(周波数 2 倍)を測るときにも登場します。