2 つの放物線(二次関数のグラフ)が交わる点も、これまでと同じ考え方で求められます。交点では 2 つの が等しいので、2 つの式を等しいとおいて方程式にします。ここでは上に開いた放物線 と、下に開いた放物線 の交わり方を見ます。
たとえば と を等しいとおくと、 から 、つまり となり、 の 2 つが出ます。それぞれ に戻すと なので、交点は と の 2 点です。どちらの放物線に代入しても同じ になり、確かに 2 つの放物線の共有点になっています。
このときも、方程式の実数解の個数がそのまま交点の個数になります。、つまり の判別式は で、その符号で個数が決まります。 なら 2 点、 なら 1 点で接し、 なら交わりません。
、つまり と では、 から の重解になります。2 つの放物線は原点 でぴったり触れ合い、そこから上と下へ分かれていきます。これが 2 つの放物線が 接する ときで、 が接点です。
、つまり と では、 から となり、実数解がありません。 の値はつねに 以上、 の値はつねに 以下なので、2 つが同じ値になることはなく、上に開く放物線がつねに上、下に開く放物線がつねに下にあって交わりません。
ちなみに、2 つの放物線の の係数が同じとき(たとえば と )は、 が打ち消し合って一次方程式になり、交点はあっても 1 つだけ、または平行にずれて 0 個になります。 の係数がちがうときに、0・1・2 と交点の数が変わります。
まとめると、2 つの二次関数の交点も、式を等しくおいてできる方程式の実数解の個数で決まります。グラフ上の大きな点が、交点と接点の位置です。