二次関数どうしの交点

22 つの放物線が交わる点も、これまでと同じ考え方で求められます。交点では 22 つの yy が等しいので、22 つの式を等しいとおいて方程式にします。ここでは上に開いた放物線 y=x2y = x^2 と、下に開いた放物線 y=x2+ky = -x^2 + k の交わり方を見ます。

交点を求める

y=x2y = x^2y=x2+2y = -x^2 + 2 を等しいとおきます。

x2=x2+2x^2 = -x^2 + 2

整理すると 2x2=22x^2 = 2、つまり x2=1x^2 = 1 となり、x=1,1x = 1, -122 つが出ます。それぞれ y=x2y = x^2 に戻すと y=1y = 1 なので、交点は (1,1)(1, 1)(1,1)(-1, 1)22 点です。どちらの放物線に代入しても同じ y=1y = 1 になり、確かに共有点になっています。

交点の個数

このときも、方程式の実数解の個数がそのまま交点の個数になります。2x2k=02x^2 - k = 0 の判別式は D=8kD = 8k で、その符号で個数が決まります。

kk方程式共有点
k>0k > 0x2=k2x^2 = \dfrac{k}{2}22 点で交わる
k=0k = 0x2=0x^2 = 0原点で接する
k<0k < 0実数解なし交わらない

接する場合

k=0k = 0、つまり y=x2y = x^2y=x2y = -x^2 では、2x2=02x^2 = 0 から x=0x = 0 の重解になります。22 つの放物線は原点 (0,0)(0, 0) でぴったり触れ合い、そこから上と下へ分かれていきます。これが 22 つの放物線が接するときで、(0,0)(0, 0) が接点です。

交わらない場合

k=2k = -2、つまり y=x2y = x^2y=x22y = -x^2 - 2 では、2x2=22x^2 = -2 から x2=1x^2 = -1 となり、実数解がありません。y=x2y = x^2 の値はつねに 00 以上、y=x22y = -x^2 - 2 の値はつねに 2-2 以下なので、22 つが同じ値になることはないのです。上に開く放物線がつねに上、下に開く放物線がつねに下にあって交わりません。

x2x^2 の係数が同じとき

一般に y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + cy=ax2+bx+cy = a'x^2 + b'x + c' を等しいとおくと、次の方程式になります。

(aa)x2+(bb)x+(cc)=0(a - a')x^2 + (b - b')x + (c - c') = 0

a=aa = a' なら 22 乗の項が消えて 11 次方程式になり、交点はあっても 11 つです。さらに b=bb = b' でもあれば、22 つの放物線は上下に平行にずれているだけなので交点は 00 個になります。22 乗の項が残るときにだけ、交点の数が 001122 と変わります。

まとめ

  • 22 つの放物線の交点も、式を等しくおいた方程式の実数解で決まる
  • x2x^2 の係数が違えば、交点は 001122 個のいずれか
  • x2x^2 の係数が同じなら、交点は 00 個か 11
  • 重解になるときが接する場合

グラフ上の大きな点が、交点と接点の位置です。