二次関数どうしの交点
2 つの放物線が交わる点も、これまでと同じ考え方で求められます。交点では 2 つの y が等しいので、2 つの式を等しいとおいて方程式にします。ここでは上に開いた放物線 y=x2 と、下に開いた放物線 y=−x2+k の交わり方を見ます。
交点を求める
y=x2 と y=−x2+2 を等しいとおきます。
x2=−x2+2 整理すると 2x2=2、つまり x2=1 となり、x=1,−1 の 2 つが出ます。それぞれ y=x2 に戻すと y=1 なので、交点は (1,1) と (−1,1) の 2 点です。どちらの放物線に代入しても同じ y=1 になり、確かに共有点になっています。
交点の個数
このときも、方程式の実数解の個数がそのまま交点の個数になります。2x2−k=0 の判別式は D=8k で、その符号で個数が決まります。
| k | 方程式 | 共有点 |
|---|
| k>0 | x2=2k | 2 点で交わる |
| k=0 | x2=0 | 原点で接する |
| k<0 | 実数解なし | 交わらない |
接する場合
k=0、つまり y=x2 と y=−x2 では、2x2=0 から x=0 の重解になります。2 つの放物線は原点 (0,0) でぴったり触れ合い、そこから上と下へ分かれていきます。これが 2 つの放物線が接するときで、(0,0) が接点です。
交わらない場合
k=−2、つまり y=x2 と y=−x2−2 では、2x2=−2 から x2=−1 となり、実数解がありません。y=x2 の値はつねに 0 以上、y=−x2−2 の値はつねに −2 以下なので、2 つが同じ値になることはないのです。上に開く放物線がつねに上、下に開く放物線がつねに下にあって交わりません。
x2 の係数が同じとき
一般に y=ax2+bx+c と y=a′x2+b′x+c′ を等しいとおくと、次の方程式になります。
(a−a′)x2+(b−b′)x+(c−c′)=0 a=a′ なら 2 乗の項が消えて 1 次方程式になり、交点はあっても 1 つです。さらに b=b′ でもあれば、2 つの放物線は上下に平行にずれているだけなので交点は 0 個になります。2 乗の項が残るときにだけ、交点の数が 0・1・2 と変わります。
まとめ
- 2 つの放物線の交点も、式を等しくおいた方程式の実数解で決まる
- x2 の係数が違えば、交点は 0・1・2 個のいずれか
- x2 の係数が同じなら、交点は 0 個か 1 個
- 重解になるときが接する場合
グラフ上の大きな点が、交点と接点の位置です。