2つの円が接する

x2+y2=1x^2 + y^2 = 1 と円 (x3)2+y2=4(x - 3)^2 + y^2 = 4 の位置関係を調べます。中心はそれぞれ (0,0)(0, 0)(3,0)(3, 0)、半径は 1122 です。中心間の距離は 33 で、半径の和 1+2=31 + 2 = 3 に等しくなっています。

外接

中心間の距離が半径の和に等しいとき、22 円は外側で 11 点だけを共有します(外接)。接点は 22 つの中心を結ぶ線分上にあり、(0,0)(0, 0) から (3,0)(3, 0) へ半径 11 ぶん進んだ (1,0)(1, 0) です。

式で確かめる

22 つの円の式を辺ごとに引くと、22 次の項が消えます。

6x6=0x=1\begin{align*} 6x - 6 &= 0 \\ x &= 1 \end{align*}

これを x2+y2=1x^2 + y^2 = 1 に戻すと y2=0y^2 = 0 となり、y=0y = 0重解として得られます。共有点が 22 つではなく 11 つに重なっている、というのが接するの代数的な姿です。放物線と直線が接するときに判別式が 00 になったのと、まったく同じ事情です。

共通接線

接点 (1,0)(1, 0) を通り、22 つの中心を結ぶ直線に垂直な直線 x=1x = 1 が、22 円の共通接線になります。それぞれの円について接線は接点における半径と垂直でしたから、同じ 11 本の直線が両方の接線を兼ねるわけです。

内接

接し方には、外接のほかに内接もあります。中心間の距離が半径のに等しいとき、一方の円が他方の内側から 11 点で接します。中心 (1,0)(1, 0)、半径 22 の円と単位円なら、中心間の距離は 11、半径の差も 21=12 - 1 = 1 で等しく、(1,0)(-1, 0)11 点で内側から接します。

55 通りの位置関係

中心間の距離 dd と半径 r1r_1r2r_2 で、22 円の関係は 55 通りに分かれます。

条件位置関係共有点
d>r1+r2d > r_1 + r_2離れているなし
d=r1+r2d = r_1 + r_2外接11
r1r2<d<r1+r2|r_1 - r_2| < d < r_1 + r_2交わる22
d=r1r2d = |r_1 - r_2|内接11
d<r1r2d < |r_1 - r_2|一方が内部なし

円を式で解かなくても、中心と半径さえ分かれば位置関係が決まってしまう、というのがこの一覧の便利なところです。大きな点が外接の接点 (1,0)(1, 0) です。