指数関数 y=2x のグラフ
y=2x は底を 2 とする指数関数です。x が 1 増えるごとに値が 2 倍になる、倍々に増える関数の代表です。
定義域と値域
定義域はすべての実数です。2x は決して 0 にも負にもならないので、値域は y>0 です。x が負でも 2−1=21、2−2=41 のように小さな正の数になります。
増減
導関数は次のようになります。
y′=2xln2 ln2≈0.693 は正の定数で 2x>0 なので、y′ はつねに正となり単調に増加します。二階導関数 y′′=2x(ln2)2 も正なので、グラフは全体が下に凸です。増えるほど増え方そのものが速くなる、加速する増加です。
漸近線と極限
x→−∞ では 2x→0 となり、x 軸(直線 y=0)が水平漸近線です。値はつねに正なので、曲線は上側から x 軸に近づきます。x→+∞ では +∞ に発散します。
倍々に増える
2x+1=2⋅2x なので、x が 1 増えるたびに値がちょうど 2 倍になります。
| x | 2x |
|---|
| −2 | 0.25 |
| 0 | 1 |
| 1 | 2 |
| 5 | 32 |
| 10 | 1024 |
| 20 | 1048576 |
10 増えれば 210=1024 倍、およそ 1000 倍です。最初はおとなしく見えても、やがてどんな多項式よりも速く増えます。x が十分大きければ 2x は x100 すら追い越します。
特徴的な点
(0,1)、(1,2)、(2,4)、(−1,21) を通ります。a0=1 なので、底が何であれ指数関数は必ず (0,1) を通ります。
底による違い
逆関数は log2x です。また 2x=exln2 と書けるので、y=ex を横方向に縮めた形とも見られます。
| 底 | 増減 | 例 |
|---|
| a>1 | 単調に増加 | y=2x |
| a=1 | つねに 1 | y=1x |
| 0<a<1 | 単調に減少 | y=(21)x |
(21)x=2−x は、このグラフを y 軸で折り返した減少曲線になります。
応用
倍々に増える現象のモデルです。
- 細胞は 1 回の分裂で 2 倍になり、n 回後には 2n 個になる
- 2 進法では n ビットで 2n 通りを表せる
- 放射性崩壊のように半分ずつ減る現象は 2−t/T と書ける
倍になるまでの時間が一定であることが、指数的な増加の本質です。