三点を通る円
3 点 (0,0)、(4,0)、(0,2) を通る円を求めます。一直線上にない 3 点を通る円は、ただ 1 つに決まります。
一般形に代入する
円の方程式を一般形 x2+y2+ℓx+my+n=0 とおき、3 点を代入します。
| 点 | 代入した式 | 得られる値 |
|---|
| (0,0) | n=0 | n=0 |
| (4,0) | 16+4ℓ+n=0 | ℓ=−4 |
| (0,2) | 4+2m+n=0 | m=−2 |
未知数が ℓ、m、n の 3 つ、条件が 3 本なので、ちょうど解けるわけです。よって x2+y2−4x−2y=0 となり、平方完成すると次の形になります。
(x−2)2+(y−1)2=5 中心は (2,1)、半径は 5 です。
垂直二等分線から求める
まったく別の道すじでも求められます。円の中心は、通る 3 点すべてから等距離にある点です。2 点から等距離にある点の集まりは、その 2 点を結ぶ線分の垂直二等分線でした。
| 2 点 | 垂直二等分線 |
|---|
| (0,0) と (4,0) | x=2 |
| (0,0) と (0,2) | y=1 |
この 2 本の交点が (2,1) で、さきほどの中心と一致します。半径は中心から (0,0) までの距離 22+12=5 です。
なぜ 1 つに決まるのか
この見方は、なぜ円がただ 1 つに決まるのかも教えてくれます。中心は 2 本の垂直二等分線の交点として定まり、交点が決まれば半径も決まるからです。3 本目の垂直二等分線も必ず同じ点を通るので、3 点から等距離という条件は矛盾なく満たされます。
逆に 3 点が一直線上に並んでいると、垂直二等分線どうしが平行になって交わらず、3 点を通る円は存在しません。放物線が 3 点で決まったのと似ていますが、円では一直線上に並ばないという条件が要る点が違います。
外接円と外心
この円は、3 点を頂点とする三角形の外接円であり、その中心は外心と呼ばれます。三角形の外心は 3 辺の垂直二等分線の交点である、というおなじみの事実が、いま座標のうえで確かめられたことになります。グラフの大きな点が、通る 3 点と中心 (2,1) です。