二次関数の最大・最小
二次関数の最大・最小は、グラフの頂点で決まります。y=−x2+4x−1 の最大値を求めます。
上に凸の放物線
x2 の係数が負なので、このグラフは上に凸の放物線です。上に凸のとき、頂点がグラフのいちばん高い点になり、そこで最大値をとります。下へはどこまでも伸びるので、最小値はありません。
平方完成で求める
−x2+4x−1=−(x2−4x)−1=−((x−2)2−4)−1=−(x−2)2+3 頂点は (2,3) です。−(x−2)2 は 2 乗の −1 倍なのでつねに 0 以下で、いちばん大きくなるのは x=2 のときです。よって x=2 で最大値 3 をとります。
微分で求める
y′=−2x+4 を 0 とおくと x=2、そこで y′′=−2<0 なので極大です。平方完成が式の形から頂点を見つけるのに対し、微分は傾きが 0 になる場所から頂点を見つけます。道すじは違っても、たどりつく点は同じです。
一般の形
| y=a(x−p)2+q | 向き | 最大・最小 |
|---|
| a>0 | 下に凸 | x=p で最小値 q |
| a<0 | 上に凸 | x=p で最大値 q |
最大か最小かは x2 の係数の符号だけで決まります。平方完成をせずに y=ax2+bx+c のまま頂点の x 座標を出すなら、公式 x=−2ab が使えます。この例では −2⋅(−1)4=2 となり、やはり x=2 です。
範囲が限られている場合
注意したいのは、x の範囲が限られている場合です。頂点がその範囲の外にあると、最大・最小は範囲の端でとることになります。
| 範囲 | 最大値 | 最小値 |
|---|
| 0≤x≤1 | x=1 で 2 | x=0 で −1 |
| 0≤x≤3 | x=2 で 3 | x=0 で −1 |
| 3≤x≤5 | x=3 で 2 | x=5 で −6 |
最初の範囲では頂点の x=2 が外にあり、関数は増加し続けるので、両端が最大・最小になります。範囲つきの問題では、頂点が中にあるかどうかを必ず確かめます。
応用
周の長さが 20 の長方形で面積を最大にするには、縦を x とすると横は 10−x なので、面積は次のようになります。
S=x(10−x)=−x2+10x 頂点は x=5 なので、縦も横も 5 の正方形のとき面積が最大の 25 になります。和が一定なら積は等しいときに最大になる、という関係の一例です。グラフの大きな点が、最大値をとる頂点 (2,3) です。