三角形の重心

33A(0,0)A(0, 0)B(4,0)B(4, 0)C(2,3)C(2, 3) を頂点とする三角形の重心を求めます1。重心は各頂点の座標の平均です。

G=(0+4+23, 0+0+33)=(2,1)G = \left( \frac{0 + 4 + 2}{3}, \ \frac{0 + 0 + 3}{3} \right) = (2, 1)

xx 座標は xx 座標どうし、yy 座標は yy 座標どうしを平均するだけで求まります。

なぜ平均でよいのか

重心は 33 本の中線、すなわち頂点と向かい合う辺の中点を結ぶ線分の交点です。辺 BCBC の中点は M(3,32)M\left(3, \dfrac{3}{2}\right) で、中線 AMAMAA から 2:12 : 1 に内分する点は、AA から MM へ向かって全体の 23\dfrac{2}{3} だけ進んだ位置になります。

(23×3, 23×32)=(2,1)\left(\frac{2}{3} \times 3, \ \frac{2}{3} \times \frac{3}{2}\right) = (2, 1)

確かに GG と一致します。

別の中線でも同じ

中線向かい合う辺の中点23\dfrac{2}{3} 進んだ点
AA からM(3,32)M\left(3, \dfrac{3}{2}\right)(2,1)(2, 1)
BB からN(1,32)N\left(1, \dfrac{3}{2}\right)(2,1)(2, 1)
CC からL(2,0)L(2, 0)(2,1)(2, 1)

33 本の中線が 11 点で交わること、そしてその点が各中線を頂点から 2:12 : 1 に内分することが、重心の定理です。

物理的な意味

三角形の板を厚さの一様な材料で作れば、この点で支えたときにちょうど釣り合います。33 つの頂点に同じ重さのおもりを置いたときの釣り合いの点、と考えても同じ場所になり、それがまさに座標の平均です。データの平均が分布の「重心」と呼ばれるのも、この考え方の延長にあります。

つねに内側にある

重心は必ず三角形の内部にあります。頂点の平均だからで、外にはみ出しようがありません。

三角形の外に出るか
重心出ない
内心出ない
外心鈍角三角形では出る
垂心鈍角三角形では出る

グラフでは 33 つの頂点と、その内側にある大きな点 (2,1)(2, 1) が重心を表します。

  1. Centroid、Wikipedia