二次関数と x 軸の交点
二次関数のグラフが x 軸と交わる点は、y=0 となる点です。そこでは二次関数の y が 0 なので、交点の x 座標は二次方程式を解けば求められます。y=x2−x−6 を例にします。
交点を求める
x 軸との交点は y=0、つまり x2−x−6=0 の解です。左辺は (x−3)(x+2) と因数分解できるので x=3 または x=−2 となり、交点は (3,0) と (−2,0) の 2 点です。
因数分解ができないときは、解の公式を使います。
x=2a−b±b2−4ac このように、放物線と x 軸の交点の x 座標は、二次方程式 ax2+bx+c=0 の解そのものです。
交点の個数
交点の個数は解の個数と一致し、判別式 D=b2−4ac の符号で決まります。解の公式でルートの中身にあたるのが、この D です。
| 判別式 | x 軸との交点 |
|---|
| D>0 | 異なる 2 点で交わる |
| D=0 | 1 点で接する(重解) |
| D<0 | 交わらない |
この例では D=(−1)2−4⋅1⋅(−6)=25>0 なので、2 点で交わります。
解と係数の関係で検算する
解が求まったら、解と係数の関係で検算できます。ax2+bx+c=0 の 2 解の和は −ab、積は ac です。
3+(−2)3×(−2)=1=−1−1=−6=1−6 どちらも合っているので、解を取り違えていないと確かめられます。
交点から頂点へ
2 つの交点が分かると、放物線の形もほとんど決まります。軸は 2 交点のちょうど真ん中を通るので、その x 座標は 23+(−2)=21 です。これは頂点の公式 −2ab=21 と一致します。放物線が軸に関して左右対称である以上、x 軸を切り取る 2 点も軸から等距離にあるからです。この x を式に代入すれば、頂点 (21,−425) も求まります。下に凸の放物線の頂点が x 軸より下にあることと、2 点で交わることは、同じ事実の裏表です。
符号の境目
交点は、y の符号が入れかわる境目でもあります。
| x の範囲 | y の符号 | グラフの位置 |
|---|
| x<−2 | 正 | x 軸より上 |
| −2<x<3 | 負 | x 軸より下 |
| x>3 | 正 | x 軸より上 |
二次不等式を解くときに交点を先に求めるのは、この境目を知るためです。グラフ上の大きな点が、その 2 つの交点 (3,0) と (−2,0) です。