べき関数 y=x2/3 のグラフ
y=x2/3 は指数が分数のべき関数で、x2/3=(3x)2=3x2 と書けます。3 乗根と 2 乗の組み合わせで、x2 が常に 0 以上になるため、負の x に対しても実数として定義できます。
定義域はすべての実数、値域は y≥0 です。2 乗が効くので値が負になることはありません。また (−x)2/3=3(−x)2=3x2=x2/3 なので、y 軸に関して左右対称な偶関数です。
導関数は y′=32x−1/3=33x2 です。x→0+ で y′→+∞、x→0− で y′→−∞ となり、原点では両側から接線が垂直に立ち上がります。このように鋭くとがった点を尖点(カスプ)と呼びます。放物線 y=x2 が原点でなめらかな谷になるのとは対照的に、x2/3 は原点へV字よりもさらに鋭く落ち込みます。
尖点である原点では左右の傾きがともに無限大で一致しないため、微分できません。奇関数の 3 乗根 3x が原点を突き抜けて増加し続けるのに対し、x2/3 はそれを 2 乗して常に 0 以上に折り返した形と見ることもできます。x→±∞ では値も +∞ に向かい、上限はありません。
増減を見ると、x<0 では減少、x>0 では増加し、原点 (0,0) で最小値 0 をとります。原点以外ではなめらかな曲線です。具体的な値は x=±1 で y=1、x=±8 で y=(38)2=22=4、x=±27 で y=32=9 です。
べき関数 xp の一種で、0<p<1 なので原点付近では急に、遠方ではゆるやかに増えます。有名なアステロイド(星芒形)にもこの形が現れます。
x2/3+y2/3=a2/3 ケプラーの第三法則(公転周期の 2 乗が軌道長半径の 3 乗に比例)のように、2/3 乗の関係は自然界の比例則にもしばしば登場します。