行列の積は、左の行列の行と右の行列の列の内積を並べたものである。計算ミスを防ぐには、成分を一つずつ丁寧に求めることが大切である。
問題1
次の行列の積 AB を計算せよ。
A=(1324),B=(5768)
(1,1) 成分は 1⋅5+2⋅7=19、(1,2) 成分は 1⋅6+2⋅8=22、(2,1) 成分は 3⋅5+4⋅7=43、(2,2) 成分は 3⋅6+4⋅8=50 である。
AB=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>
問題2
次の行列の積 AB を計算せよ。
A=(100123),B=135246
A は 2×3、B は 3×2 なので、積は 2×2 行列になる。(1,1) 成分は 1⋅1+0⋅3+2⋅5=11、(1,2) 成分は 1⋅2+0⋅4+2⋅6=14、(2,1) 成分は 0⋅1+1⋅3+3⋅5=18、(2,2) 成分は 0⋅2+1⋅4+3⋅6=22 である。
AB=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>
問題3
次の行列の積 AB と BA をそれぞれ計算し、AB=BA であることを確認せよ。
A=(1021),B=(1301)
AB を計算すると、(1,1) 成分は 1+6=7、(1,2) 成分は 0+2=2、(2,1) 成分は 0+3=3、(2,2) 成分は 0+1=1 である。BA を計算すると、(1,1) 成分は 1+0=1、(1,2) 成分は 2+0=2、(2,1) 成分は 3+0=3、(2,2) 成分は 6+1=7 である。
AB=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>, BA=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f1−−>
行列の積は一般に非可換であり、AB=BA となるのは特別な場合に限る。