固有値は固有方程式 det(λI−A)=0 を解いて求め、固有ベクトルは各固有値に対して (λI−A)x=0 を解く。
問題1
次の行列の固有値と固有ベクトルを求めよ。
A=(3012)
固有方程式 det(λI−A)=(λ−3)(λ−2)=0 より λ=3,2。
λ=3 のとき (3I−A)x=0 を解くと <!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>x=0 より x2=0。固有ベクトルは (1,0)T の定数倍。
λ=2 のとき <!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f1−−>x=0 より x1+x2=0。固有ベクトルは (1,−1)T の定数倍。
λ=3: <!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>、λ=2: <!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f1−−>
問題2
次の行列の固有値と固有ベクトルを求めよ。
B=(4123)
det(λI−B)=λ2−7λ+10=(λ−5)(λ−2)=0 より λ=5,2。
λ=5 のとき <!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>x=0 より x1=2x2。固有ベクトルは (2,1)T。
λ=2 のとき <!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f1−−>x=0 より x1+x2=0。固有ベクトルは (1,−1)T。
λ=5: <!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>、λ=2: <!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f1−−>
問題3
次の行列の固有値と固有ベクトルを求めよ。
C=(01−10)
det(λI−C)=λ2+1=0 より λ=±i(虚数)。
λ=i のとき <!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>x=0 より ix1+x2=0。固有ベクトルは (1,−i)T。
λ=−i のとき固有ベクトルは (1,i)T。
λ=i: <!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>、λ=−i: <!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f1−−>
問題4
次の行列の固有値と固有ベクトルを求めよ。
D=200120003
上三角行列なので対角成分が固有値。λ=2(重複度2), λ=3。
λ=2 のとき <!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>x=0 より x2=x3=0。固有ベクトルは (1,0,0)T のみ(固有空間は1次元)。
λ=3 のとき固有ベクトルは (0,0,1)T。
λ=2: <!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>、λ=3: <!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f1−−>
問題5
次の行列の固有値と固有ベクトルを求めよ。
E=100110011
上三角行列で λ=1(重複度3)。(I−E)x=0 を解くと <!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>x=0 より x2=x3=0。固有空間は1次元のみ。
λ=1(三重根): <!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>(固有空間は1次元)