行列の累乗は、対角化できる場合は対角行列の累乗に帰着できる。対角化できない場合はジョルダン標準形やケイリー・ハミルトンの定理を用いる。
問題1
次の行列の A10 を求めよ。
A=(2003)
対角行列の累乗は各対角成分の累乗である。
A10=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f1−−>。
A10=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>
問題2
次の行列の Bn を求めよ。
B=(1011)
B=I+N と分解する。N=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−> は N2=O。
Bn=(I+N)n=I+nN+(2n)N2+⋯=I+nN=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f1−−>。
Bn=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>
問題3
次の行列の Cn を求めよ。
C=(1023)
固有値は λ=1,3。固有ベクトルは v1=(1,0)T, v2=(1,1)T。
P=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>, P−1=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f1−−>, D=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f2−−>。
Cn=PDnP−1=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f3−−><!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f4−−><!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f5−−>。
Cn=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>
問題4
次の行列の D100 を求めよ。
D=(0110)
D2=I なので、D100=(D2)50=I50=I。
または固有値 λ=1,−1 から、1100=1, (−1)100=1 なので対角化しても D100=I。
D100=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>
問題5
次の行列の En を求めよ。
E=(cosθsinθ−sinθcosθ)
E は角度 θ の回転行列である。n 回合成すると角度 nθ の回転になる。
En=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>