行列の対角化は、固有ベクトルを列に並べた行列 P を用いて P−1AP が対角行列になるように変換することである。
問題1
次の行列を対角化せよ。
A=(4123)
固有値は λ=5,2。対応する固有ベクトルは v1=(2,1)T、v2=(1,−1)T。
P=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−> とおくと、P−1=−31<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f1−−>=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f2−−>。
P−1AP=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>、P=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f1−−>
問題2
次の行列を対角化せよ。
B=(1221)
det(λI−B)=λ2−2λ−3=(λ−3)(λ+1)=0 より λ=3,−1。
λ=3: (3I−B)x=0 より x1=x2。v1=(1,1)T。
λ=−1: x1+x2=0。v2=(1,−1)T。
P−1BP=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>、P=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f1−−>
問題3
次の行列を対角化せよ。
C=300021012
ブロック対角構造に注目する。λ=3 と、右下 2×2 ブロックの固有値 λ=3,1 が固有値。
λ=3: (1,0,0)T と (0,1,1)T。λ=1: (0,1,−1)T。
P−1CP=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>、P=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f1−−>
問題4
次の行列が対角化可能かどうか判定し、可能なら対角化せよ。
D=(2012)
det(λI−D)=(λ−2)2=0 より λ=2(二重根)。
(2I−D)x=0 を解くと <!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>x=0 より x2=0。固有空間は1次元で、一次独立な固有ベクトルが2本取れない。
問題5
次の対称行列を直交行列で対角化せよ。
E=(2112)
det(λI−E)=λ2−4λ+3=(λ−3)(λ−1)=0 より λ=3,1。
λ=3: v1=(1,1)T、正規化して e1=21(1,1)T。
λ=1: v2=(1,−1)T、正規化して e2=21(1,−1)T。
QTEQ=<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f0−−>、Q=21<!−−36c958741f08406ab41e271fb5cf353f1−−>