2 曲線で囲む面積

22 つの曲線で囲まれた部分の面積は、上にある関数から下にある関数を引いて積分します。y=x2y = x^2y=2xy = 2x で求めます。

交点と上下

x2=2xx^2 = 2x より x(x2)=0x(x - 2) = 0 なので x=0x = 0x=2x = 2、交点は (0,0)(0, 0)(2,4)(2, 4) です。この 22 点が積分の区間を決めます。

0<x<20 < x < 2 ではどちらが上でしょうか。x=1x = 1 を入れると x2=1x^2 = 12x=22x = 2 なので、直線のほうが上です。だから被積分関数は 2xx22x - x^2 になります。

02(2xx2)dx=[x2x33]02=483=43\int_0^2 (2x - x^2) \, dx = \left[ x^2 - \frac{x^3}{3} \right]_0^2 = 4 - \frac{8}{3} = \frac{4}{3}

差として見る

積分
022xdx\int_0^2 2x \, dx44
02x2dx\int_0^2 x^2 \, dx83\dfrac{8}{3}
43\dfrac{4}{3}

22 つの領域の差が、囲まれた部分になります。

xx 軸より下でも使える

この引き算は、曲線が xx 軸より下にあっても使えます。両方を下へ cc だけ平行移動しても差 (2xc)(x2c)\left( 2x - c \right) - \left( x^2 - c \right) は変わらないので、面積も変わりません。上下の判定さえ正しければ、符号の心配は要りません。

上下が入れ替わる場合は区間を分けます。交点ごとに区切って、それぞれの区間で上の関数を選び直し、面積を足し合わせます。

yy について積分する

x2=yx^2 = y2x=y2x = yxx について解くと x=yx = \sqrt{y}x=y2x = \dfrac{y}{2} です。

04(yy2)dy=1634=43\int_0^4 \left( \sqrt{y} - \frac{y}{2} \right) dy = \frac{16}{3} - 4 = \frac{4}{3}

横に細長い長方形を足し上げても同じ値になります。

放物線と直線の近道

交点の xx 座標を α\alphaβ\beta とすると、x2x^2 の係数が 11 なら面積は (βα)36\dfrac{(\beta - \alpha)^3}{6} です。ここでは (20)36=43\dfrac{(2 - 0)^3}{6} = \dfrac{4}{3} で、上の計算と一致します。

グラフの放物線が y=x2y = x^2、直線が y=2xy = 2x で、大きな点は交点です。