2 曲線で囲む面積
2 つの曲線で囲まれた部分の面積は、上にある関数から下にある関数を引いて積分します。y=x2 と y=2x で求めます。
交点と上下
x2=2x より x(x−2)=0 なので x=0 と x=2、交点は (0,0) と (2,4) です。この 2 点が積分の区間を決めます。
0<x<2 ではどちらが上でしょうか。x=1 を入れると x2=1、2x=2 なので、直線のほうが上です。だから被積分関数は 2x−x2 になります。
∫02(2x−x2)dx=[x2−3x3]02=4−38=34 差として見る
| 積分 | 値 |
|---|
| ∫022xdx | 4 |
| ∫02x2dx | 38 |
| 差 | 34 |
2 つの領域の差が、囲まれた部分になります。
x 軸より下でも使える
この引き算は、曲線が x 軸より下にあっても使えます。両方を下へ c だけ平行移動しても差 (2x−c)−(x2−c) は変わらないので、面積も変わりません。上下の判定さえ正しければ、符号の心配は要りません。
上下が入れ替わる場合は区間を分けます。交点ごとに区切って、それぞれの区間で上の関数を選び直し、面積を足し合わせます。
y について積分する
x2=y と 2x=y を x について解くと x=y、x=2y です。
∫04(y−2y)dy=316−4=34 横に細長い長方形を足し上げても同じ値になります。
放物線と直線の近道
交点の x 座標を α、β とすると、x2 の係数が 1 なら面積は 6(β−α)3 です。ここでは 6(2−0)3=34 で、上の計算と一致します。
グラフの放物線が y=x2、直線が y=2x で、大きな点は交点です。