関数の平均値
有限個の数の平均は足して個数で割りますが、関数の平均は積分して区間の長さで割ります。f(x)=x2 の 0≤x≤2 での平均値を求めます。
2−01∫02x2dx=21×38=34 平均値は 34≈1.333 です。f の値は 0 から 4 まで動きますが、ならすとこの高さになります。
長方形に置きかえる
面積を保ったまま長方形に置きかえたことになります。
| 図形 | 寸法 | 面積 |
|---|
| 放物線の下 | 区間 [0,2] | 38 |
| 長方形 | 幅 2、高さ 34 | 38 |
曲線の山と谷が、この高さでちょうど埋め合わされます。
平均値をとる点
c2=34 を解くと c=32≈1.1547 で、区間の内側にあります。次を満たす c が必ず存在することを、積分の平均値の定理といいます1。
f(c)=b−a1∫abf(x)dx 連続な関数なら、平均値は最小値と最大値の間にあり、途中の値をすべてとるので、どこかで平均値そのものを通ります。
区間の取り方で変わる
| 区間 | 平均値 |
|---|
| 0≤x≤1 | 31 |
| 1≤x≤2 | 37 |
| 0≤x≤2 | 34 |
前の 2 つの平均をとると 34 に戻ります。長さの等しい区間に分けたときは、平均の平均がもとの平均になります。
応用
- 速度を時間で積分して時間で割ると平均の速さ
- 電流の 2 乗の平均から実効値
- 測定値をならした代表値
グラフの放物線が y=x2、水平な直線が平均値 y=34 で、大きな点は区間の両端と、平均値をとる点です。
- Mean value theorem、Wikipedia