三角形の垂心

各頂点から向かい合う辺へ下ろした垂線は、11 点で交わります。この点を垂心といいます。頂点 A(0,0)A(0, 0)B(6,3)B(6, 3)C(2,6)C(2, 6) の三角形で求めます。

33 辺の直線

傾き
ABABy=x2y = \dfrac{x}{2}12\dfrac{1}{2}
ACACy=3xy = 3x33
BCBCy=34x+152y = -\dfrac{3}{4}x + \dfrac{15}{2}34-\dfrac{3}{4}

垂線を立てる

垂直な 22 直線では傾きの積が 1-1 になります。頂点 CC から辺 ABAB へ下ろす垂線は、傾き 12\dfrac{1}{2} に対して傾き 2-2 で、C(2,6)C(2, 6) を通るので y=2x+10y = -2x + 10 です。

頂点 BB からの垂線も同じように求めます。辺 ACAC の傾き 33 に対して傾きは 13-\dfrac{1}{3}B(6,3)B(6, 3) を通るので y=x3+5y = -\dfrac{x}{3} + 5 です。22 本を連立します。

2x+10=x3+5x=3,y=4\begin{align*} -2x + 10 &= -\frac{x}{3} + 5 \\ x &= 3, \quad y = 4 \end{align*}

垂心は H(3,4)H(3, 4) です。

33 本目でも確かめる

BCBC の傾きは 34-\dfrac{3}{4} なので、頂点 AA からの垂線は y=43xy = \dfrac{4}{3}x です。x=3x = 3 を入れると y=4y = 4 で、やはり HH を通ります。33 本が 11 点で交わることは偶然ではなく、どんな三角形でも成り立ちます。

垂線を下ろす頂点垂線の式HH を通るか
CCy=2x+10y = -2x + 10通る
BBy=x3+5y = -\dfrac{x}{3} + 5通る
AAy=43xy = \dfrac{4}{3}x通る

垂心の位置

三角形の形垂心の位置
鋭角三角形内側
直角三角形直角の頂点そのもの
鈍角三角形外側

この三角形は 33 つの内角がすべて鋭角なので、HH は内側にあります。

オイラー線

外心 OO、重心 GG、垂心 HH は一直線上に並びます1

座標
外心 OO(52,52)\left(\dfrac{5}{2}, \dfrac{5}{2}\right)
重心 GG(83,3)\left(\dfrac{8}{3}, 3\right)
垂心 HH(3,4)(3, 4)

さらに OH=3OG\overrightarrow{OH} = 3\,\overrightarrow{OG} が成り立ちます。この直線をオイラー線といいます。

グラフの 66 本の直線は 33 辺と 33 本の垂線で、大きな点は 33 頂点と垂心 H(3,4)H(3, 4) です。

  1. Euler line、Wikipedia