三角形の外接円
三角形の 3 頂点すべてを通る円を外接円といい、その中心を外心と呼びます1。頂点 A(−4,0)、B(4,0)、C(0,4) の三角形で求めます。
外心の作り方
外心は 3 辺の垂直二等分線の交点です。垂直二等分線上の点は、その辺の両端から等距離にあります。だから 2 本の交点は 3 頂点すべてから等距離にあり、残る 1 本も必ずそこを通ります。
| 辺 | 中点 | 垂直二等分線 |
|---|
| AB | (0,0) | x=0 |
| AC | (−2,2) | y=−x |
2 本の交点は (0,0) で、これが外心です。半径は外心から頂点までの距離で R=4、外接円は x2+y2=16 になります。3 頂点を代入するとどれも 16 になり、確かに同じ円の上にあります。
直角三角形であること
CA⋅CB=(−4)(4)+(−4)(−4)=0 なので C が直角です。直角三角形では外心が斜辺の中点に来て、半径は斜辺の半分になります。逆に、円周上の点から直径を見た角は必ず直角です。これがタレスの定理です2。
半径を別の式で確かめる
正弦定理からも求められます。a=BC=42、∠A=45∘ です。
sinAa=2242=8=2R 辺と面積からの式でも同じです。b=CA=42、c=AB=8、S=16 とすると次のようになります。
R=4Sabc=4×1642×42×8=64256=4 | 求め方 | 式 | 結果 |
|---|
| 頂点までの距離 | 02+42 | 4 |
| 正弦定理 | 2sinAa | 4 |
| 辺と面積 | 4Sabc | 4 |
外接円が決まらない場合
3 点が一直線上に並ぶときは外接円が決まりません。2 本の垂直二等分線が平行になり、交点をもたないからです。三角形が三角形である限り、外接円はただ 1 つに決まります。
外心の位置
| 三角形の形 | 外心の位置 |
|---|
| 鋭角三角形 | 内側 |
| 直角三角形 | 斜辺の中点 |
| 鈍角三角形 | 外側 |
内心は必ず内側にありますが、外心はそうではありません。
グラフの 3 本の直線が 3 辺、上下 2 本の弧が外接円で、大きな点は 3 頂点と外心 (0,0) です。
- Circumcircle、Wikipedia
- Thales's theorem、Wikipedia