三角形の外接円

三角形の 33 頂点すべてを通る円を外接円といい、その中心を外心と呼びます1。頂点 A(4,0)A(-4, 0)B(4,0)B(4, 0)C(0,4)C(0, 4) の三角形で求めます。

外心の作り方

外心は 33 辺の垂直二等分線の交点です。垂直二等分線上の点は、その辺の両端から等距離にあります。だから 22 本の交点は 33 頂点すべてから等距離にあり、残る 11 本も必ずそこを通ります。

中点垂直二等分線
ABAB(0,0)(0, 0)x=0x = 0
ACAC(2,2)(-2, 2)y=xy = -x

22 本の交点は (0,0)(0, 0) で、これが外心です。半径は外心から頂点までの距離で R=4R = 4、外接円は x2+y2=16x^2 + y^2 = 16 になります。33 頂点を代入するとどれも 1616 になり、確かに同じ円の上にあります。

直角三角形であること

CACB=(4)(4)+(4)(4)=0\overrightarrow{CA} \cdot \overrightarrow{CB} = (-4)(4) + (-4)(-4) = 0 なので CC が直角です。直角三角形では外心が斜辺の中点に来て、半径は斜辺の半分になります。逆に、円周上の点から直径を見た角は必ず直角です。これがタレスの定理です2

半径を別の式で確かめる

正弦定理からも求められます。a=BC=42a = BC = 4\sqrt{2}A=45\angle A = 45^\circ です。

asinA=4222=8=2R\frac{a}{\sin A} = \frac{4\sqrt{2}}{\frac{\sqrt{2}}{2}} = 8 = 2R

辺と面積からの式でも同じです。b=CA=42b = CA = 4\sqrt{2}c=AB=8c = AB = 8S=16S = 16 とすると次のようになります。

R=abc4S=42×42×84×16=25664=4R = \frac{abc}{4S} = \frac{4\sqrt{2} \times 4\sqrt{2} \times 8}{4 \times 16} = \frac{256}{64} = 4
求め方結果
頂点までの距離02+42\sqrt{0^2 + 4^2}44
正弦定理a2sinA\dfrac{a}{2\sin A}44
辺と面積abc4S\dfrac{abc}{4S}44

外接円が決まらない場合

33 点が一直線上に並ぶときは外接円が決まりません。22 本の垂直二等分線が平行になり、交点をもたないからです。三角形が三角形である限り、外接円はただ 11 つに決まります。

外心の位置

三角形の形外心の位置
鋭角三角形内側
直角三角形斜辺の中点
鈍角三角形外側

内心は必ず内側にありますが、外心はそうではありません。

グラフの 33 本の直線が 33 辺、上下 22 本の弧が外接円で、大きな点は 33 頂点と外心 (0,0)(0, 0) です。

  1. Circumcircle、Wikipedia
  2. Thales's theorem、Wikipedia