多角形の面積とシューレースの公式
多角形の頂点の座標がわかっていれば、面積は頂点を一周たどるだけで計算できます1。A(0,0)、B(4,0)、C(5,3)、D(2,5)、E(−1,2) を頂点とする五角形で求めます。
シューレースの公式
頂点を反時計回りに (x1,y1),…,(xn,yn) と並べ、隣り合う 2 点ごとに xiyi+1−xi+1yi を作って足します。最後の頂点の次は、最初の頂点に戻ります。
S=21i=1∑n(xiyi+1−xi+1yi) 順に計算する
| 辺 | xiyi+1−xi+1yi | 値 |
|---|
| AB | 0⋅0−4⋅0 | 0 |
| BC | 4⋅3−5⋅0 | 12 |
| CD | 5⋅5−2⋅3 | 19 |
| DE | 2⋅2−(−1)⋅5 | 9 |
| EA | (−1)⋅0−0⋅2 | 0 |
合計は 40 なので、面積は 21×40=20 です。
式の意味
式の意味は三角形の面積からたどれます。原点と 2 点 (p,q)、(r,s) が作る三角形の面積は 21∣ps−qr∣ でした。原点から各辺を見て三角形に切り分け、符号つきで足すと、多角形の外にはみ出したぶんは負の三角形として打ち消され、多角形そのものの面積が残ります。
対角線で切っても確かめられる
| 三角形 | 面積 |
|---|
| △ABC | 6 |
| △ACD | 219 |
| △ADE | 29 |
| 合計 | 20 |
一致します。
使うときの注意
- 頂点は必ず一周する順に並べる(並べ替えると別の図形になる)
- 辺が自分自身と交わらないこと(自己交差すると面積が打ち消し合う)
- 凸でなくてもかまわない
符号の意味
絶対値を外した値の符号は向きを表し、反時計回りなら正、時計回りなら負です。この符号は、多角形の裏表をコンピュータで判定するのにも使われます。
グラフの 5 本の直線が 5 辺、大きな点が 5 頂点です。
- Shoelace formula、Wikipedia