回転体の体積
曲線を軸のまわりに回してできる立体の体積も、定積分で求まります1。y=x の 0≤x≤4 の部分を x 軸のまわりに回します。
薄い円盤を足し上げる
x のところで軸に垂直に切ると、切り口は半径 f(x) の円で、面積は πf(x)2 です。厚みを dx として足し上げます。
V=π∫abf(x)2dx 断面積を足すという形は、面積のときに縦の線分を足したことの一段上にあたります。
計算する
f(x)=x では f(x)2=x なので、計算は簡単です。
V=π∫04xdx=π[2x2]04=8π≈25.13 平方根が 2 乗で消えるので、放物線を回した立体の体積は 1 次関数の積分だけで出ます。
円柱と比べる
| 立体 | 体積 |
|---|
| 回転体 | 8π |
| 囲む円柱(半径 2、高さ 4) | 16π |
| 比 | 21 |
f(x)2=x が直線なので、断面積が 0 から一定の割合で増えることに対応しています。
軸を変える
y 軸のまわりに回すときは、x について解いてから同じ式を使います。x=y2 を 0≤y≤2 で回します。
V=π∫02y4dy=532π 回す軸が変われば、体積も変わります。
くり抜きがある場合
2 つの曲線 f と g(f≥g)の間を回すと、外側から内側を引きます。
V=π∫(f2−g2)dx 面積のときに上から下を引いたのと同じ形です。パラボラアンテナや器の容積の計算は、この形で書けます。
グラフの上下 2 本の曲線が y=±x で、回転させる前の輪郭を表します。大きな点は回転体の端の縁です。
- Solid of revolution、Wikipedia