放物線と直線が囲む面積
放物線と直線が囲む面積は、交点の間隔だけで決まります。y=x2 と y=2x+3 で確かめます。
交点を求める
x2=2x+3、つまり x2−2x−3=(x−3)(x+1)=0 より x=−1 と x=3 です。座標は (−1,1) と (3,9) になります。
そのまま積分する
この区間では直線が上なので、面積は次のようになります。
∫−13(2x+3−x2)dx=[x2+3x−3x3]−13=9−(−35)=332 交点の間隔だけから出す
交点を α、β(α<β)とすると、被積分関数は −(x−α)(x−β) と因数分解できます。
∫αβ−(x−α)(x−β)dx=6(β−α)3 ここでは 6(3−(−1))3=664=332 で一致します。これを 61 公式といいます。
| 求め方 | 計算 | 結果 |
|---|
| 原始関数から | 9−(−35) | 332 |
| 61 公式 | 643 | 332 |
係数がある場合
x2 の係数が 1 でない場合は、その分だけ倍になります。y=ax2+bx+c と直線の囲む面積は 6∣a∣(β−α)3 です。放物線どうしが囲む面積でも、x2 の係数の差を a として同じ形の公式が使えます。
3 乗で増える
面積が間隔の 3 乗で増えるところが面白い点です。
| 交点の間隔 | 面積(係数 1) |
|---|
| 1 | 61 |
| 2 | 68 |
| 4 | 664 |
間隔が 2 倍になると面積は 8 倍になります。
交点を求めた時点で答えが出るので、原始関数を計算する必要はありません。−1 と 3 という値が分かれば、643 を計算するだけで済みます。
グラフの放物線が y=x2、直線が y=2x+3 で、大きな点は交点です。