この世のすべてのものは、たえず移り変わり、永遠に変わらないものは、何一つないということ。
仏教の根本の考えの一つで、「諸行」はいっさいのもの、「無常」は常ならず、移ろうこと。世の中のあらゆるものは、生まれては滅し、とどまることがない、というはかなさを説く言葉である。
世のはかなさや、移ろいやすさをいうときに使う。『平家物語』の冒頭でも知られる。栄えたものもいつか衰える、人の世のはかなさを、しみじみとかみしめる場面で用いられる言葉である。